銀歯と白い歯　船堀　歯科

こんにちは、ファミリア歯科です。急に寒くなり、冬が近づいてきました感じですね。皆さんがご体調はいかがですか？

さて、今日はこの質問について、お話させていただきます。

「銀歯とセラミックってどこが違うんですか？」​

私達は毎日のように詰め物やかぶせ物の治療を行なっていますが、ほぼ殆どの人が自分の歯には銀歯を入れません。

なぜなら、そもそもの質が違うからです。

しかし、銀歯は保険で認められているので、患者様に選んでいただいてそれに合わせた治療を行なっています。

では、具体的にどう違うのでしょうか。

まず、見た目において、銀色と白色なので明らかに審美的に差が出ます。

次に、銀歯は虫歯になりやすい・セラミックは虫歯になりにくいということが挙げられます。

研究によるデータでは、銀歯の寿命は数年程度。劣化してさびやすいのです。さびると、歯と歯の間にすき間が開いてきますのでそこから虫歯菌が侵入・増殖することで、虫歯が再発しやすいのです。

一方で、セラミックは虫歯が内部で広がりにくいです。セラミックと歯が接着されるため、すき間が生じないことと、接着剤によってセラミックに覆われている歯の表面がコーティングされるため虫歯になりにくいのです。

もう１つはセラミックはツルツルした表面性状で、虫歯菌が付着しづらい点です。銀歯はどんなに研磨してツルツルな表面にしたところで、やはり虫歯菌が付着しやすいのです。

もちろん、歯磨きや検診を怠るとセラミックでも虫歯になることはありますが、両者を比べるとその差は歴然としています。

最後にアレルギーの問題です。

歯科用の金属は様々な種類があり、金属アレルギーの方には使用できないものもあります。

今は大丈夫でもいつか金属アレルギーになることもあるかも知れません。

メタルフリー時代の今、世界的にも口の中の金属を失くす動きが活発化しています。

このように銀歯と白い歯には様々な違いがあります。もちろん保険の歯が全て問題あるわけではありません。違いを理解して適切な治療を選択し、一緒にお口の健康を守っていければ幸いです。

我々スタッフ一同にいつでもご相談ください！