母乳は虫歯の原因になるの? 船堀 歯科
投稿日:2021年5月19日
カテゴリ:ドクターズBLOG
みなさんこんにちは。ファミリア歯科でございます。
梅雨入りしてジメジメした日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
今日は母乳と虫歯の関係についてお話させていただこうと思います。
お子様が小さいうちは夜間に母乳やミルクが必要になることが多いかと思います
まだ歯が生えていないうちは問題ありませんが、歯が生え始めると授乳のあとにお水を飲ませたり、歯を磨いたりしたほうがいいのではないか?と心配するお母さんも多くいらっしゃいます。
結論から申し上げると、母乳やミルクは虫歯の原因になる可能性は低いといえます。
虫歯の原因は「糖」であり、母乳の中にも糖は含まれていますが、それはいわゆる砂糖に含まれるショ糖とは異なり乳糖というものです。
お口の中の細菌はショ糖を代謝することによりネバネバ物質を出します。そのネバネバ歯にくっついて長時間酸を出し、歯を溶かしていきます。
ですが、母乳中の乳糖を代謝してもネバネバ物質を出すことができないため、歯の表面にとどまりません。
また母乳中に含まれる抗菌成分や、タンパク質などの保護作用も相まって虫歯のリスクはかなり低くなります。
しかし、普段の生活でお砂糖を含む食事が多いと、すでにネバネバ物質が作られているため母乳も虫歯の原因になってくる可能性が高くなります。
甘いお菓子やジュースはできるだけ控えて、健康なお口を育てましょう。
歯が生え始めたら歯医者に慣れてもらうためにもぜひ一度来院してくださいね。
スタッフ一同お待ちしています。
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