歯を抜けたままにしておくと… 船堀 歯科
投稿日:2020年9月26日
カテゴリ:歯科助手・受付BLOG
皆さん、こんにちは。
急に季節が変わったかのように涼しくなりましたね。
気温も湿度も変化しやすい時期なので衣替えも楽しみながら上手にお過ごしください。
さて、本日は歯が抜けた状態で放置するとなぜ良くないのかお話ししたいと思います。
歯は顎の骨にしっかり固定されているわけではありません。
上下28本(親知らずを入れると32本)が、1本1本微妙に動きながら全体としては規則正しく並び、
弓状の歯列(アーチ)を作って、お互いが支え合いながら安定を保っています。
そんななか、1本でも歯を失うとその安定が壊れてきます。
そして両隣の歯は抜けた歯の方へ傾いてきます。
かみ合う相手の歯は支えを失って、上の歯は下へ、下の歯は上に伸びてきます。
そのままの状態で歯が動きだすと、他の歯も影響を受けてどんどん動き出し、かみ合わせのバランスが崩れてきます。
私たちは、かみ合わせのバランスを修正するように歯や口を動かすので、
顎や周囲の筋肉に無理な負担をかけます。
その結果、顎関節症や姿勢のゆがみから不調を訴える例も出てきます。
また、歯並びが悪くなっているので、歯磨きなどのホームケアがしにくく、
口の中はむし歯や歯周病が発症しやすい環境になります。
歯が抜けたまま放置すると、状況はどんどん悪くなってしまいます。
仮歯が外れても同じことなのでぜひお早めに歯医者さんへ行きましょう。
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