親知らず 船堀 歯科
投稿日:2019年10月4日
カテゴリ:歯科助手・受付BLOG
皆さん、こんにちは。
本日は親知らずについてお話いたします。
親知らずとは、「智歯」「第三大臼歯」とも呼ばれ、一番奥に生えてくる永久歯です。
親知らずが生えてくる時期には個人差がありますが、10代後半から20代が一般的です。
他の歯と違い、親が歯の生え始めを知ることがないことが、名前の由来とされています。
親知らずがすべてある場合は、上下左右に1本ずつ、全部で4本です。
親知らずがない場合、4本全てないこともあれば、1‐3本がない人もいます。
また、親知らずが歯肉の下に埋まったままで、生えてこない場合もあります。
親知らずがまっすぐ生えてきて、綺麗に磨ける場合は、特に問題にならない事もあります。
しかし、親知らずによって何らかのトラブルが生じる場合には、抜歯が必要になります。
原因① むし歯
親知らずが斜めに生えてきたり、途中までしか生えて来ない場合は、
歯ブラシが届きにくく、むし歯になりやすくなります。
また、親知らずと手前の歯(第二大臼歯)の隙間に
汚れがたまりやすくなり、手前の歯がむし歯になることもあります。
原因② 歯肉の炎症
親知らずが斜めに生えたり、途中までしか生えてこない場合は、
歯と歯肉の間にプラークや食べかすがたまりやすくなり、親知らずの周辺が不衛生になります。
これにより、親知らず周囲の歯肉に炎症が起きてしまいます。
これは「智歯周囲炎」と呼ばれ、歯肉が腫れたり、痛みが生じます。
また、重症化すると口が開けにくくなったり、顔が腫れたりすることもあります。
智歯周囲炎がひどい場合は、炎症が軽減してから抜歯を行います。
原因③ 歯根の吸収
親知らずが手前の歯に食い込むように生えてくると、
手前の歯の歯根吸収(根っこが溶けてしまうこと)を引き起こしてしまう場合があります。
歯根吸収が進むと、親知らずだけでなく手前の歯の抜歯も必要になることがあります。
原因④ 口臭
親知らず周辺は不衛生になりやすいことから、
口臭の原因になってしまう可能性もあります。
炎症によって歯肉に膿がたまったり、むし歯が進行したりすることも臭いの原因になります。
親知らずが生えてきたけどどうしよう?とお悩みの方は
抜歯が必要なのかどうか調べにいらっしゃるだけでも大丈夫です。
問題が進行してしまう前に、どうぞお気軽にご相談ください。
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