咀嚼はお餅つき 船堀 歯科
投稿日:2019年4月18日
カテゴリ:ドクターズBLOG
咀嚼という動作はお餅つきに似ています。
もち米を入れる臼には、壁があり、蒸したもち米を杵でたたいても、壁によってこぼれません
杵は歯 臼は頬です。そうなると、舌は?お餅つきには、たたいたお餅を裏返す人がいます。
いわゆる「返して」です。
杵でついて、返してで返す。これが、歯と頬の役割です。
食事中に思わず、頬や、舌を咬んでしまうこと。
学習によってできあがった食品ごとの咀嚼(咬む)リズムは、口腔周囲の絶妙な協調運動を作りあげます。
しかし、この微妙なタイミングに狂いが生じた瞬間に、頬や舌をかんでしまう場合があります。
たとえば、食事中おしゃべりなどが、その典型です。おしゃべりによって、脳幹のリズムに予測できない動きが加わり、頬や舌を咬んでしまうのです。
人間の口は、食事を効率よく摂取していけるように、その時代の食生活に応じて日々進化、変化しているのです。
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