ドライソケットについて   船堀  歯科

投稿日:2017年7月15日

カテゴリ:ドクターズBLOG

ドライソケットとは、歯を抜いた後に起こる偶発症の1つです。通常、歯を抜いてしまうと、抜いた部分は穴ぼこになります。その後血餅(血の塊)となって、骨に置換されて治癒していきます。

 

ドライソケットとは、その血餅がうまくつくられず、いわゆる口腔内から骨が露出した状態となり、抜歯窩が刺激されると激痛が生じます。

原因の1つとしては、うがいです。抜歯後、口腔内に抜歯窩からの出血があると、ついブクブクとしたうがいをしてしまいたくなります。

ブクブクとしたうがいをしてしまうと、せっかく抜歯後血餅が形成されたにもかかわらず、血餅がはがれてしまうので骨が露出していまいます。

また、抜歯後喫煙されると、タバコに含まれるニコチンには血管の収縮作用があるため、血行が不良になるので、治癒の阻害となりドライソケットの原因の1つとなります。

通常抜歯後、痛みのピークは3日程度で1週間ぐらい経過すると、痛みが落ち着いてきます。

ただ、ドライソケットになってしまうと、2週間から1ヶ月以上痛みが持続することがあります。

 

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