キシリトールについて 船堀 歯科
投稿日:2016年4月9日
カテゴリ:歯科助手・受付BLOG
皆さん、キシリトールってご存知ですか??
最近CMでもキシリトール入りのガム等宣伝しているので、聞いたことはあるのではないかと思います。
ですが、キシリトールの効果を詳しくご存知の方は少ないかなと思いますので、今回ご紹介したいと思います。
キシリトールとは…
・白樺や樫などの樹木から抽出された成分が原料(天然甘味料)になっています。
・砂糖に近い甘さで、カロリーは1グラムあたり3kcal、砂糖の4分の3です。
・キシリトールは野菜や果物に含まれており、人間の肝臓でも毎日作られています。
<むし歯予防を補助する効果>
・歯質を溶かす酸を作らない→キシリトールは砂糖と違ってむし歯の原因となる酸を作りません
・歯磨きで簡単に落ちる歯垢→歯は溶けないのでむし歯になりません。キシリトールはミュータンス菌に分解されても、ネバネバした物質を作りません。できる歯垢はさらさらして歯磨きで簡単に落ちます。
・唾液分泌が促されます→唾液がよく出て、唾液の清浄作用やお口の中の酸性度を中和する作用を高めます。また、リンやカルシウムが歯の表面に戻る「再石灰化」のはたらきも強まります。
以上がキシリトールについてです。
ちなみに…
キシリトール入りガムを選ぶときは、成分表をよく見て、キシリトールの含有量に気をつけます。できるだけキシリトール100%を選んでください。
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